電気代の節約に貢献できる
太陽光発電は、屋根に設置するソーラーパネルを活用し、家庭内で使える電力に変換する仕組みです。外出する機会が少ない休日や年末年始等は、普段よりも電力消費量が多くなる傾向にありますが、太陽光発電を利用すると通常かかる電気代を、約1割程度削減できます。月額分の電気使用代金に加えて、再エネ賦課金と呼ばれるものが上乗せされますが、その合計金額を電力会社に支払います。太陽光発電を導入すると、月ごとの電気使用量金および再エネ賦課金に関して、数割程度の削減が見込めます。
太陽光発電を購入する金額面での最大のメリットとしては、蓄積した電力のうち7割分が売電収入として得られる点です。電気の利用状況及び契約しているプランによっては、電気代金の分で収入が得られる可能性もあります。
突然の停電でも電力を供給できる
太陽光発電は、太陽の光をそのまま電力として蓄積する特徴があるため、雨の日や夜間といった太陽が出ない日でも、安定して電力を供給できるメリットが生まれます。こうした能力は、パワーコンディショナーに内蔵されている自立運転機能によって実現されます。例えば、地震等の自然災害によって突然停電が起きた場合でも、自立運転機能が自動的に作動し、しばらくの間は家庭内に電力が供給されるといった具合です。とりわけ、冷蔵庫やトイレといった日常生活に欠かせない電気器具を安定して動かせる点は、かなり大きなメリットとなります。
太陽光発電に必要なソーラーパネルに関して、パワーコンディショナーは15年、パネルに至っては30年という長寿命が特徴です。そのため、数十年という長い期間、安定した電力供給を整えられる点が、最大のメリットと言えます。
太陽光発電の価格は、生み出された電力量だけでなく、契約先の電力会社のプランにも大きく左右されることがあります。