貨物を保管する場所を意味する
倉庫は「貨物などをたくわえ、保管する倉」の意味があります。窓が少ないか皆無であり、多数の貨物を保管するための広いスペースを取っている建物が一般的な倉庫のイメージです。法律の一種である倉庫業法では「物品の減失や損傷を防ぐための工作物、あるいは工作を施した土地や水面」と定義されています。工作物とは一般的にイメージされる倉庫であり、工作を施した土地や水面は文字通り、貨物を置くための土地や水面です。屋根や壁を作らず、野ざらしの状態で貨物を置くスペースも法律上は倉庫として扱われます。切り出した原木などを水中で保管するためのプールが法律で示されている水面に該当します。
倉庫と物置の違いについて
倉庫と同様に物置も貨物を一時的に保管する場所です。法律では個人が持つ物を物置、事務所や会社などが業務で用いる物を倉庫と定めていますが、建物の大きさや扱う貨物などについては明確な決まりは存在しません。不動産の登記規則では倉庫と物置は別物として扱うことになっていますが、自営業者が仕事で使う物と私物をまとめて保管するなど、実際の扱いについては曖昧になっているのが現状と言えるでしょう。個人で倉庫を所有するためには自営業など何らかの事業を行うことが必須条件となりますが、倉庫を物置のように使うことは違法ではありません。
使用期間が限られている場合はリース契約がお得
倉庫は基本的に貨物を長期間保管するための施設ですが、特定の時期に限って使用するケースも少なくありません。このような場合は物件を購入するのではなく、賃貸契約であるリースを利用するのが金銭的にお得と言えます。利用契約はリース会社によって異なりますが、ほとんどの場合において購入するより安く済むのが特徴です。
3PLとは、物流に関わる一連の業務を第三者企業へ委託する業務形態のことを指します。業務委託することで、物流コストを削減して経営資源をコア事業へ集中させることが出来ます。